あれからしばらくたった。
あの日負った傷が、再び痛み始める。
シナリオ概要
システム :クトゥルフ神話TRPG(第6版)
プレイ人数 :1人
プレイ時間 :10分~1時間
探索者 :
▼参加できる探索者の条件
探索者は、とある事件や事故において、クトゥルフ神話世界における神格・神話生物などに遭遇している。そして、その存在からの攻撃や接触により、一度でも負傷したことがある。セッション開始前、プレイヤーはキーパーへ「身体のどの部位を負傷したか」を申告すること。
キーパーが許可するのであれば、負傷したことがあるという設定を後から付与しても構わない。負傷はしていないが神格・神話生物に接触された部位がある、という設定でもプレイ可能である。どのような形であれ、セッションに参加する2人ともが納得する形で進行するべきである。
遭遇するきっかけになった出来事、遭遇した存在の種類は一切問わない。いずれにせよ、負傷しながらもその脅威から逃れた探索者──傷口がすっかり塞がり、日常へと戻った探索者であることが望ましい。
❏ あらすじ
あれからしばらく経った。
あの日の出来事は、自身の中で知らぬ間に出来上がっていた常識という枠組みを易々と超えてきた。あなたがそれを如何に捉えようとも、その事実は揺るがない。
とはいえ、目の前に広がる光景──住み慣れた家も、灰色の街並みも、あの出来事と結びつくことはなかった。探索者の横を通り過ぎていく人々のうちに、あの出来事を知っている者など、ただの一人もいやしない。
季節は冬、年の瀬が間近に迫ったころである。
探索者は自宅の最寄り駅の前にいる。仕事や買い物などの用事を済ませ、これから自宅へ帰ろうというところである。
駅前のロータリーは、身体を縮こめて足早に歩く人や、コートに首をうずめてバスを待つ人など、いつも以上に人通りが多い。
……その人混みの隙間に、あなたはとある古ぼけた看板を見つけた。
「→ 高緑家式場 於:〇〇葬儀社」
その看板は、バス乗り場のそばにひっそりと佇んでいた。高緑という名前に聞き覚えはない。なぜこんなものが目についたのかは分からないが……葬儀場への道のりを示す矢印は、あなたの家の方を指し示していた。
読み:とむらえども、とむらえども
作者様(SHOP名):めじろ通信社
