【R-18】ありえぬほどの深さに

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 あまねく人間のうちにはいつでもふたつの祈りが同時に存在して、ひとつは神へ、もうひとつは悪魔へ向かう。
    ──シャルル・ボードレール/『赤裸の心・覚書』より 拙訳

シナリオ概要

システム  :クトゥルフ神話TRPG(第6版)
プレイ人数 :1PL+KPC
プレイ時間 :ボイスセッション 15~20h
       半テキストセッション 23~30h
舞台    :現代日本、鎌倉
推奨技能  :三大探索技能、交渉系技能、英語、オカルトもしくは歴史
準推奨技能 :回避、戦闘技能、心理学
あると幅が広がる:INT、POW
ロスト率  :低~高(ルートと出目次第)

❏ あらすじ

 掌中で微温まった鍵は、あの小さな地獄へ足を踏み入れるための渡し賃であった。ささやかな、けれど不毛な生活で象られた一室、小さな地獄。
 鞣された革のような街路には月が銀色のひかりを落とし、探索者の影を引き延ばしていた。それは不吉なしるべにも似て、より深く暗い方角へ貴方をみちびいている。一歩踏み出せば、厳冬の冷えきった外気が鋭く頬を撫でていった。

 彼女からの音信がふつりと途絶えてから、すでに1週間ほどが経とうとしている。それこそが、探索者が他人の家の合い鍵を手に、他人の家路をたどっている理由である。物語はすでに始まっている。ならば、わたしたちはいまいちどその起点へ回帰し──物語のはじまりを、序章を、語りなおさねばなるまい。


■シナリオについて
その他:本シナリオの製作にあたり海外サプリメントの内容を使用している。真相に関わるクリーチャーのため、ここでは著作権保有者様のお名前等を割愛するが、先んじて謝辞を記させていただく。

※シナリオ上のKPCは女性ですが、いわゆる受け攻めは自由です。いい感じにこう……こうしてください。

❘❚ 探索者について
 探索者は書籍の編集者を生業としている。
 現在何人の担当を持っているかは探索者次第だが、そのうちのひとりは売れない純文学作家──ふだんは主に官能小説を書いて生計を立てている(以下、KPCとする)。

 また、出版社の規模が小さいため、KPCの作品はジャンル問わず担当することになる。探索者のバックグラウンドによっては、転職していただかなければならないかもしれない。
 芸術に対しなにかしらのポリシーを持っている、もしくは担当作家と懇意にしているようなバックグラウンドがあれば、シナリオを楽しみやすいだろう。

❘❚ 注意
・本シナリオはR-18指定となっている。高校卒業前を含む、18歳以下のプレイを厳禁とする。違反が発覚した場合はシナリオの公開を停止する。
・性的描写およびグロテスクな描写を含む。また、合意のない性行為が発生するおそれがある。
・本シナリオには密教知識や実在する場所が登場するが、あくまでフィクションであり、批判等の意図は一切ない。PLには、敬意をもってシナリオをプレイしていただきたい。
・本シナリオはテオフィル・ゴーティエ著『死霊の恋』および中村明日美子著『ウツボラ』にインスピレーションを受けている。また、前述した作品のほか多くの文学作品のオマージュ、引用等が含まれる。しかしながら、これらの作品を読んでいなくともシナリオ進行に影響はない。


読み:ありえぬほどのふかさに

作者様(SHOP名):白河夜堂