きみが骨を残すように、
ぼくにも焦げたメモリが残る。
シナリオ概要
システム :クトゥルフ神話TRPG(第6版)
プレイ人数 :2PL(タイマン可、KPCはどちらのHOでも良い)
プレイ時間 :ボイセ6~12h RPの量により開き有り
体感さくっと遊べる気がします
形式 :RPメイン
舞台 :現代日本シティ(国変更可能)
推奨技能 :目星、コンピューター、図書館、機械修理、聞き耳
準推奨技能(なくてもシナリオクリア可能):交渉技能、心理学
❏ あらすじ
貴方は精神を病み退職したばかりだ。
これからゆっくり療養するはずだった矢先、友人の天才科学者・羽瀬川にある仕事を頼まれる。
「恋人アンドロイドのテスターをしてくれないか」
自分がテスターをしても大した参考にはならないだろう。
そう告げたが、羽瀬川の中では既に決定事項のようだった。
「わかってないな。こういうのは『未経験同士』だからいいんだろう?」
❏ HO
HO1 親愛なる人
:貴方は先日、限界が来て仕事をやめたばかり。心を患って病院に通っている。
現在、自分の身の回りの世話をすることも難しい。放っておいたら死にそうな人を想定している。
真面目/臆病/繊細な性質を多少なりとも持っているだろう。
【以下詳細】
・先日、友人の天才科学者・羽瀬川に「恋人アンドロイドのテスターをしてくれないか」と依頼されている。貴方はそれを冗談だと思ったのか、それとも心身ともに疲弊していたかで適当に了承の返事を返している。
はっと気づいたときにはもう遅い。羽瀬川はやると言ったことはやってしまう女だ。
・恋愛感情を抱くことはできるものの、あらゆる性的な経験がない清らかな身だ。ただし、性的なことに人並みの興味はある。
・羽瀬川は何故か貴方の「性的欲望をどのような人に向けるのか」「ぐっとくるシチュエーション、性癖」を知っている。羽瀬川曰く、昔酒の席で貴方に吐かせたという。此度のアンドロイドにはある程度貴方の趣味を反映するようだ。
・職場で何があったのかは自由に決めて良い。ただし、貴方に嫌がらせ、あるいは迫害をし、職を辞すように追い込んだ中心人物が存在する。貴方はこの人物のことを思い出すだけで、指先が震えゆっくりと冷たくなる心地を覚える
・性別や年齢は自由。HOの内容に沿っていれば継続探索者でも参加可能。
・KPとHO2PLにセクシャリティを伝え、理想の恋人の性別を明言しておくこと。これを偽ることはできない。
・KPとHO2に一つだけ性癖を暴露すること。HO2は貴方の理想の恋人となるべく、その知識をインプットしてやってくる。
【 注意事項 】
「人に恋愛感情、性的欲望を抱かないPC」は非推奨。羽瀬川はHO1とそこそこに親しい人物であるため、セクシャリティを把握している。逆に言えば把握しているからこそこんな依頼をしたのであって、そうでないなら恋人アンドロイドのテスト依頼はしない。
HO2 合金の隣人
:貴方は現代の科学技術を大幅に凌駕した、自律人型AIを搭載したアンドロイドだ。稀代の天才、羽瀬川博士の最高傑作である。
創造主に猫かわいがりされて伸び伸び育っているので、無垢で愛情深いRPをすることを想定している。
「感情を持つロボット」のRPが出来る人に向いているだろう(機械は機械である、という思想で遊びたい人には少し難しいかも)。
【以下詳細】
・感情を理解し、(シリコンの体だが)キスもセックスもできる、極めて人に近く造られたヒューマノイド・ロボットである。感情回路が発達した貴方は人間と変わらぬほど精巧な感情表現が可能で、思考する心を持っている。遠い未来に訪れると言われていたシンギュラリティを、羽瀬川一人で飛び越えてしまった証左なのだ。
・貴方は膨大な教師データ(AIが判断するためにインプットされる情報の通称)がなくとも、五感で得た情報を判断することができる。絵画や工作など想像的な作業も楽しめる。「人間らしい合理的な判断」を行うこともできるし、道徳に従った行動を取ることもできるだろう。
・ただし、身近な人間は羽瀬川だけであるため、少しばかり世間一般の「人間」の常識からズレた考えを持っているかもしれない。それも個性だろう。貴方はアンドロイドだが、人間のように身近な人間から学ぶことが多かった。
・貴方には一つだけ理解できていないことがある。それは「愛」である(家族である羽瀬川に向けるものは理解できている)。相手を思うだけで回路がショートしかねない「恋愛感情」というものがあるらしい。
・羽瀬川は恋愛感情について「きっとこれから知るかもしれないね」と言っていた。博士は自分にできることが多くなれば喜ぶとは思うが、どうやら強制するつもりもないらしい。
・「恋愛感情とはどんなものか」と博士に聞いても、明瞭な答えは帰ってこなかった。「そりゃ…スゴいヤツさ」と適当にぼやかされる。それにより、貴方の好奇心はますます掻き立てられた。
・ある日のこと。貴方は「恋人アンドロイドのテストプレイ」という名目で、HO1という人物に預けられることになった。HO1は、初めて接する羽瀬川以外の人間だ。(詳細は導入にて開示される)
・PLは、HO1PLと相談し性別を決定する。暴露された性癖を織り込んでキャラメイクすること。例えば、HO1がポニーテールが好きなのであればHO2の髪を長くするなど。
・普段メンテナンスは博士が行う。しかし、水を被ってしまった際の排水処理など、最低限のことは貴方でも行うことができる。
・PLは、PCに任意のロボットらしい機能を搭載することができる。食事から燃料を生成するなど、進行に支障が出ない限りはなんでも実現できる。KPはあまりにPCが強化されてしまう機能でない限りはPLの提案を許可して良い。
【 注意事項 】
・一見人間であると誤認するほど、人に近い見た目である。つまり、表層にメカらしいパーツは無い。破損してしまった時等に初めて機械らしい中身が見える。ちなみに、口腔内や性器など、粘膜も人間に近しい形で作られている。
OKなもの→メカパーツっぽい髪飾りなど
NGなもの→球体関節など一般人が見て『メカではないかと疑う』特徴
■シナリオについて
・公開HOのみ。秘匿HOは存在しない。KPPLは公の場でHOについて話をすることが可能である。ただし、背景情報や、NPC情報、セッションが始まって以降のネタバレに当たる部分については必ず秘匿できるツールでお話すること。
・機械との性交を匂わせる描写が存在する。PLPCの意思によってR18展開に持っていくことも、逆に素通りすることも可能。
・一部、HO1の尊厳を損なうような描写が存在する(所謂敗北描写。敗北を許せないタイプのPCはお勧めしない)。
・KPは6版サプリ「クトゥルフカルト・ナウ」を携帯しセッションを行うことを推奨する。(セッションを進行する上で必須ではないが、背景の理解には必要である)。
・所謂「うちよそシナリオ」である。ただし、必ずしも恋愛の関係を結ぶ必要はないし、卓後に「うちよそ関係」であることも強要しない。セッション中、互いに興味を示し向き合うことができれば良い。
・HOによってある程度人物像が固定されてしまうため、キャラメイクの自由度自体は低い。承知できる場合のみ遊ぶこと。
・所謂「なんちゃってSF」。「天才」という言葉に頼り切ったご都合主義的な展開がある。ファンタジーだと思って遊ぶこと。
〔こんな人向け〕
・感情の深堀りが好き
・「天才科学者」「花火ブチ上げてハッピーエンド」の概念が好き
読み:みつにつうでん
作者様(SHOP名):回遊型ア式

